ご挨拶 message

「農家さまに喜んでいただくことが
当社にとっての最大の喜びです」

代表取締役  松本 穣

当社が農機具の製造会社としてモノづくりを始めたのは、1953年のことです。当時のメンバーは創業者である松本金太郎を含め4名、作業場はわずか6坪の小さなものでした。
当初は、中耕除草・培土・いも類の掘り取りなどが一台で行える万能耕作機(カルチベーター)や、麦の種まき機等を製造していました。
以来当社は、農家様の「こんな問題を解決してほしい」との声にお応えするため、オリジナル製品の開発に全力で取り組んでまいりました。

深谷市のネギ農家様から、「ネギを植える溝を立てるのが大変だ」との声を聞き、溝立て培土を作ったのが、ネギ関連機器を手掛けることになったきっかけです。その後、「ネギの皮をむくのが大変だ」「ネギの根と葉を切り揃えるのが大変だ」との声にお応えするうちに、ネギ皮むき機「むきむき」、ネギ根葉切り機「きり子」等、現在のラインアップができてきたのです。

枝豆関連機械を手掛けるようになったきっかけは、沼田市の農業機械の販売店様から、「枝豆農家の方々が、枝豆の莢を枝からもぎ取る作業に大変ご苦労されている」とのお話をうかがったことです。その後、枝豆もぎとり機「マメモーグ」を開発し、これが当社の特許第一号となりました。

今日、農業の担い手の減少やグローバル競争の中で、「農作業の一層の省力化」と「耕作面積の大規模化」が同時に求められています。当社においても、これまで以上に農家様のご要望に真摯に耳を傾けることで、農業の明日を担うオリジナル機械の開発・製造に力を入れていく所存です。

農家の皆様に喜んでいただくことこそが、当社にとっての最大の喜びであり、これからも共に歩んで参りたいと考えております。

株式会社マツモト
代表取締役 松本 穣